その男子達が走って行くのを見ると、なんだかあたしの為に走ってるのが馬鹿馬鹿しくなってきた。

もともと、馬鹿だとは思っていたけどさ。
こんなに馬鹿だったけ?


「麻美ぃ、男子って…」


「なーに?」


「エサ求めてる動物?」


麻美はププッと笑った。

あたしもハハハと笑った。