横でその話を聞いていた主人が

「かりなー。炊飯器、壊れちゃうよ~。」

と、困った顔をしていた。

「ごめん、私の聞き間違い!

かりなは全然悪くないの!叱らないで!」

かりな。許してね。

でも、きっともう2度と

こんな間違いは、しないよね。

 その日から、かりながお米当番の日は

「水、入れた?」

と、しばらく主人は聞いていた。

しかし、炭だけはきちんと入れていたかりな。

美里はいつも炭を入れ忘れるが

水を入れなくても、炭を入れたとこ…

やっぱり、かりならしい。

きっと、一生忘れない、笑い話になるだろう。