でも神鐘君は本当に静かにした。

思わずまた神鐘君の方を向いた。

と、

「なぁに?優那ちゃん?」

バチッと視線が合い

神鐘君のにやぁとした笑み。

思わず視線をまた逸らしてしまった。

「はぇーよ」

その言葉でまた神鐘君のほうを見る。

「10秒瞳合わせろよ。

そしたら新刊続き見て良いから」

…新刊。

新刊のためだけにでも乗り切ろう。

私の考えは単純そのものだった。