「見させねーし」

クルッと向きをこちらに向けて

口角をきゅっと上げる神鐘君。

神鐘君は口元で表情を作ることが

多いなってここ数日で感じ始めた。

動作が地味…(笑)

でも地味なのにどうしても印象深くなる。

神鐘君だからなのかな…。

その時だった。

「はぁーい、連れてきた♪」

桐山君の言葉で視線をあげた…

そこに立っていたのは桐山君よりも5センチくらい

身長が高めの細身の男。

髪はくしゃくしゃと

髪と髪の間に空気が入ってるような

自然体。