「…ッぶねぇ~…」

私の手首を大きな手が掴む。

…!?

振り向くと、さっきまでステージにいた

神鐘君がいた。

「あ、ありがとう」

「何してんの?」

「な、何って…歩いて…」

「んなの知ってる。

何で何もないのにこけちゃいそうになるわけ?」

「…」

何もいえない。

自分でも分からないから。

「はぁ」

思わずため息が漏れる。