「はじめまして、今日から理緒さんの勉強を見ることになった高杉健斗っていいます。よろしくね。」


院内学級はとても明るくアットホームな感じだった。


一番最初にあたしに自己紹介してくれた人は院内学級で勉強を教えているという高杉先生だった。


これが、あたしと高杉先生との出会いだった。