「ご、ご迷惑をおかけしてすみませんでしたっ!!別に、叩き起こしてくれても良かったのに……」


「いや、叩き起こすって……。さすがに、そういうわけにはいかないだろ。良いんだよ、どうせ俺も暇だからな。

それに、桐渓さんから『これは2人の分だから一緒に食べてください』って渡されたのがあって……」


「食べる? 何ですか?それ……」



てゆーか。

彩乃は、あたしの知らない間にまた新しく何かを企んでた……


ってことなのかな?


何か、昨日からずっといろんなことがありすぎて、頭が混乱してる。



あれ? 『食べる』ものって、何か忘れてる気が……



「あぁっ!」