あの時と一緒だ……――――
前にここで先生と過ごした時みたいに
いや、ちょっと違うかな……
それよりももう少し穏やかな空気が流れてる気がする。
「見せないように努力してたし……
奏達のおかげで、自然に楽な気分になれたことも大きかったと思う」
真っ暗な公園の先を見つめる先生は、すごく優しい顔をしていた。
これって、少し自惚れても良いのかな……?
あたし1人の力では決してないけど
不安だった先生の気持ちを和らげられたのは、あたし達のおかげだって……
あたし達は、頼城先生の“特別”になれたんだって……
そう思っても、良いってことなのかな?
何だか嬉しくなったあたしは、スプーンを口に運んだ。
甘さと嬉しさが口の中で溶けて、自然に頬が緩む。
「何笑ってんだよ……。
あ、これ、勇人達には秘密だからな? バレたらからかわれて終わるに決まってる」
不機嫌そうに片手を頭に運んだ先生を見て、あたしはまた笑った。
でも……――――


