和食の定食を頼んだ六濱くん。

散々悩んだあげく、勇人と同じプレートを選んだ仁志くん。

知らない間にメニューを決めて、閉じていた阪崎くん。



本当に個性的で、だけど、どこかまとまりがあるのがPEACEだ。



……頼城先生がいないと、完全なPEACEとは言えないけど。





あたし達はそれから、自分達が受験生だってことを忘れるくらい、いろんな話をした。



古典の先生の変なクセとか

勇人がカエルを嫌いな訳とか

来年からもみんなでときどき集まりたいね、とか



どれものほほんとしてて、くだらない話も多かった。



だけど、久しぶりの穏やかでゆったりとしたこの時間が

「明日からも頑張ろう」

って、そう思わせてくれてる気がした。