「勇人!彩乃ちゃんに奏ちゃんも! 席は取っておいたよ」 図書室に着くと、阪崎くんがあたしたちに気付いて声をかけてくれた。 「さっすが進!助かったよ」 「本当! 勇人と奏は動くの遅いんだもん! あたし達だけじゃ絶対に席はなかったわね」 「……悪かったな」 不満そうに呟いた勇人が、図書室に消える。 「ま、仕方がないわね。あたしたちも行きましょ?奏」 「うん」 彩乃に続いて、あたしも先に勉強していた六濱くんや仁志くんの所に向かった。