「それだけ。いってらっしゃい」


「...うん。行ってくる」


母さんに見送られ、外に出る。


容赦ない太陽が、俺を照りつける。


これなら、断っとけばよかった。


でも、約束したから、今になって断ることはできない。


歩くのがめんどくさい。