そんなこと、もう知ってる。

「お兄ちゃん、手伝って!」


華恋の明るい声が俺の耳に届く。


手伝う?


リビングでくつろいでいた俺は、キッチンにいる華恋のもとへ行った。


「えー俺やだよ」


言ってすぐに大量の不満をこぼす。


洗い終わった食器を片付けを手伝えという華恋。


「お願い。少しだけだから」


「それならお前がやれよ」


確かに、2人分の食器は少ない。


だけど俺は手伝いたくない。


「もぉー...」


華恋はふくれっ面を見せながらも食器を片付けに行く。


「バカッ」


1人でそうやって怒っているのに、丁寧に食器をしまっていた。


華恋が...............


可愛く見える。