部屋に戻ってまた寝ようとしてもこの時間だから二度寝はできそうにない。


寝癖のひどいであろう髪の毛をグシャグシャと掻き回し、リビングに向かう。


俺が向かったリビング。


窓側に置いてあるソファーの上で、母さんが寝ていた。


なんで寝てんの。


あ、そっか...


昨日の夜、夜勤行ったんだっけ。


帰ってきたのは朝方だろうし、まだ起きないか。


どうでもいいや。


適当な思いを頭に流し、朝ごはんを探しに冷蔵庫を見に行く。


その短い距離の間、俺の前に小柄な影が出てきた。


「わぁぁぁーっ」