でも、「もっとして...?」って言った華恋の声が、こいつを妹だと思わせなくした。


妹じゃなくて、俺の目の前にいるものが変化して見えた。


本物の女。


俺の女に見えてきた。


少しも妹と思わせない、女に...


こいつには、何をしてもいいって思えてきた。


うん、って元気に頷く代わりに、唇を重ね合わせる。


「......っん...」


互いに握り合う手。


力は、強まっていく。


離れないように...と、握り合う。


強く強く強く