君の返事のせいで、俺たちが変わる。


「だからもっとして...?」


今日の夜だけはお前のお兄ちゃんじゃない。


お前は俺の妹ではない。


今日だけ。


今日だけは、俺の女。


兄と妹ではなく、男と女でいよう...って、心の中の自分に言い聞かせてた。


勝手に動く、この体に。


でも、それはただ言い聞かせてただけで、俺の目の前にいるのはどう見ても妹にしか見えなかった。


自分が妹にしていること。


妹にこういうことしてるから、おかしいと思った。