心が何もわかっていない。


俺は、華恋の...


妹の体をベッドに押し倒した。


ごめんね、華恋。


今日の夜はお前のお兄ちゃんでいられない。


「何...するの?」


「...後々わかるよ」


俺、やっとわかった。


今日しかできないことで、してはいけないことだから、"今日だけにする"って心の中で言ってた。


兄と妹じゃなくて、男と女になろっか...


「...何...する気?...ちょ、やめてよ...」


ベッドに押し倒した華恋の両腕を強く掴む。