そんなこと、もう知ってる。




昼間も雪が降って、今も雪が降ってる夜。


そのために、かなり家の中が冷え込んでいた。


「お兄、寒いよ...」


「...ん」


暗い部屋の床、ベッドの外に無造作に落ちている俺と華恋の洋服。


暖房をつけても部屋が温まりにくくて、寒がりの華恋が身を小さくした。


「どうにかしてくれないの?」


「うーん...」


俺達の行為の全てはベッドの中で行われるけど、


今日は理由なしにベッドの上ではないところで行われようとしていた。


「けち」


華恋は、そんなに寒いのか、何も身につけていない体を、


ベッドの上でしゃがまさせた。