いつになってもやることは変わらないのだ、と華恋のあどけなさに胸をくすぐられた。


「おやすみ、お兄」


「また明日」


彼氏と彼女とか、新婚の夫婦みたいにおやすみのキスなんかしない。


俺の部屋以外では、どんなことがあっても2人の関係は兄妹なのだ。


華恋が廊下に出ちゃってるから...


華恋は自分の部屋に戻った。





"お母さんに何言われたって私達、いくらでも隠すことはできるよ?"