次からの言葉にも母さんから質問されることは絶対ある。


華恋はそれに答えなければならない。


どんな答えを出そうか。


俺との関係がバレてしまったのか。


考えて、焦っているのかもしれない。


「お母さん、華恋に用事があって部屋に行ったのよ?」


「わ、私の部屋...?」


「そうよ」


声にならない声を出すように、俺を見ながら口をパクパクとさせる華恋。


昨日は、「もうやめよう」とかてことを考えずに抱き合った。


それだから罰がおりた...?


夜の9時半といえば、もう華恋を部屋に呼んでいた。


「また10時位に行ったんだけど、その時もあんたいなかったでしょ」


「あれ......へ、へ、変だなぁー...」


華恋は焦りながらも、やっと箸を動かし始める。


目が、あっちを見たりこっちを見たりしてる。


「和也の部屋......」


...やばい。