そんなこと、もう知ってる。

「...それだったら、なんて呼ぶ?」


ここでは...


ベッドの中では華恋を女だと思って毎日抱いてる。


だけど、顔つきは妹にしか思えなかった。


妹の顔をした女。


でも今日は、今日だけは、


どこから見ても、君が"女"として見える。


話し方、話す声、表情、一つ一つの仕草...


全てが、心の底からの"女"だった。


「逆にさ、お前はなんて呼びたい?」


君の表情が変わった。


怒ってはいないけど、拗ねたわけでもなく、かと言って険しくもない。


上手く掴みにくい顔色。


「...って言うけどさ、お兄ちゃんと名前以外に呼び方がないでしょ?」


「はい正解」


これで呼び方が1つに絞られる。