世界が彼と私めにたいしてのプログラムを。


彼は私めの名前はリコッタ・グローリーと覚える。


彼は私めの顔を童顔だと覚える。


彼の意識が少し飛んだみたいで。


ビクリと肩が揺れる。


「ぼ、僕は……。あ、あれ……」


これこそは、手を出せない。


一瞬で。


プログラムが変えられる。


もし、手を出されたとしても。


下級の中和を組み込んでいた。


だから。


破壊など、ほぼあり得ない。