校長室を出た二人は
バラバラで探すよりも
二人で探した方が
犯人も出てくるんじゃないかと
考え、二人で探す事にした。

琉は、学年主席。

本来ならばこんな事を
してる場合ではない。

文武両道・才色兼備。

何でも出来る琉だが、
それは努力の賜物である。

「なぁ末島、犯人が
見つかったらどぉする?」

「さぁ?
先生はどぉしますか?」

「分からん。」

「僕も同じです」

「一つ聴いても良いか?」


「何ですか?」


「末島は女の子だろ。
なのになんで口調は[僕]何だ?」

「あぁこれですか、
兄の影響ですかね。

それと、こんな口調の
女に近づこうなんて
思う男も居ないでしょ?」

男避けでもあったらしい。

「だから、この口調なんですよ。

それでも、近づいてくる物好きな
男も居るみたいですけどね」



「僕が男だったら、嫌だけどなぁ」



「先生もそぉ思いませんか?」



「う~ん。確かに、女なのに[僕]はちょっと。」


「彼女にはしたくないかもな」



「でしょ?」



「だな。」