「えっ、あ、うん。知らない…人。ってか、私に向けて言った訳ちゃうしさ!」 「いやいや!知らない人やろうと、自分に対して言われてへんやろうと、その男最低やで!なんなん!女をなんやと思うてるん!?」 「美樹さん!声大きいよっ」 私の言葉に美樹さんははっとして周りを見渡した。 店に居た人全員が私たちに注目していた。 「ごめん、加奈ちゃん…つい…」 「良いんですよっ」 私は笑顔で言った。 「美樹さんがそう言ってくれるだけで嬉しいですもんっ」 えへへへーと笑った。