君と恋に落ちて



今さらだけど、ここが何処なのか全く検討がつかないわけで。

そうなったら散歩がてら最寄りの駅を探すことにした。


「あ、喫茶店…」


少し歴史を感じさせる佇まいの喫茶店を見つけた。

智裕さんの家からは10分歩いたくらいのとこ。

…それくらい歩いたのに、智裕さんの家は高層マンションだからまだまだ近くに感じられる。



カランコロン


「いらっしゃい」


喫茶店のドアを開けると、そこには外見同様歴史を感じる店内と品の良いおじいさんが居た。


「お嬢さん、珍しい顔やね」

「あ、はい。初めて来ました」