君と恋に落ちて



パタパタ…


智裕さんの足音が規則的に私の方に向かってきている。

でも、智裕さんの姿を見れなくなった私は俯いた。


「加奈…悪かったな、話さえぎって」

「…大丈夫です」


私は俯いたまま言った。


「そうか…あ、さっきの話の続き…」


そう智裕さんが言いかけた瞬間、私は立ち上がった。


「あの、トイレ貸してほしい…です」


さっきまでタメ口どうのって話してたけど、もう智裕さんとタメ口では話せそうもない。