「ラファエル?どうしたの?」

突然の抱擁にキョトンとしながらもその背を握り返すと、ラファエルは頂に優しい口づけを落としてくれた。

そしてそのままジブリールの額に、瞼に、頬にキスの雨を降らせる。

ジブリールがくすぐったそうに身を捩ると、抱いた腕に力を込めて唇に触れた。

何度も角度を変えて甘いジブリールの唇を味わう。

「ん・・・」

息つぎの為に開かれた唇に、口づけは深いものへと変わる。

「ぅ・・んっ・・・・」

名残り惜しげに絡めていた舌を離し、その場所に親指を這わした。

紅く色づいたそこは吸いつくように柔らかく、誘われるまま再び唇を寄せた。