アゼルは身を起こして窓へ近づいた。 とても・・嫌な予感がする。 「!!」 窓から外を見た瞬間驚愕する。 地上には黒い天使が溢れていた。 「アゼル?」 アゼルの後ろ姿にスイが怪訝そうに声をかける。 「・・・服を着ろ」 「え?」 「いいから早く服を着ろ!!」 アゼルは乱暴にベッドの下に散乱していたスイの服を纏めてスイに投げた。