第一、こんな紙切れに願い事書いたからって叶うわけねーだろ。 それに… 『~♪♪』 鼻歌を歌いながら、一人ベランダで竹に短冊を結びつけてる灯夜。 『灯夜?短冊…多すぎないか?』 そう言うと、灯夜はニカッと笑って 『だって、願い事いっぱいあんだもん。仕方ねーじゃん♪』 なんて、ガキみたいな事を言う。