――――・・・


翌日


来てしまった。


スポッ
ゴールが決まるこの音


キュッ
バッシュと床が擦れるこの音


翔ちゃん、琉聖たちバスケ部が
今日行うバスケの試合会場


「あ...」


琉聖...


その隣には超かわいい
ワンピースを来た姫島さん


姫島さんが無理やり
やったのだろうけど...
腕を組んでる二人


そして姫島さんは琉聖の肩に
頭なんか乗せちゃって
ちゃっかり彼女気分??


なによ...


あたしだってそんなこと
したことないのに...


しかも琉聖もちっとも
嫌そうな顔してない



「梨羅」


「翔ちゃん...」


振り向くと後ろには
翔ちゃんがいた


「あれって...琉聖だよな??」


「あ...うん...そうみたい」


そうみたいって...
あれはどこからどう見ても
琉聖だよ


「あいつ...なにやってんだよ」


「・・・・」


それはあたしが琉聖に
今一番聞きたいこと


姫島さんとはどういう関係??
なんで姫島さんがいるの??
姫島さんをどう思ってるの??




――――・・・

あたしのことは
どう思っていますか??


あたしの胸には
たくさんの思いが込み上げてきた