*ある日*
眠気との戦いの5時間目
俺は授業なんてめんどくて
綺麗な空の青を見ている
ふりをしながら
梨羅を眺めていた
これは隣の席の俺の特権
こうしていれば
寝ない自信があった
だって好きな女が隣なんだから
――――
「ねぇ」
梨羅がいきなりこっちを
見てくるもんだから
俺は一気に眠気なんて飛んでった
そして...
手紙かなにかをもらった
"琉聖くんへ
話したいことがあります。
今日の放課後は空いてる??
もし空いていたら、裏庭に来てください"
こ...これは...
ラブレター??
んなわけないか...
うん...そうだよな
勝手に一人で解釈していた

