「ねぇ...聞いてる??」
ちょっとキレぎみの姫島さん
「...はい」
「はいじゃなくて...
別れてほしいんだけど」
なんとなく予想はしていた
あたしは邪魔なんだって
姫島さんからみたら
琉聖の彼女なんて
一番邪魔に違いない
だけど...
琉聖からみたら???
琉聖からみても
あたしは邪魔なの???
「あたしだって琉聖のこと...
好きなの」
今日初めての反発
「はぁ??」
姫島さんが本性を露にした
「琉聖に近づかないで...」
我ながらあたし!!!よく言った
強気で行ったにも関わらず...
「あんたなんか...
琉聖に構っても貰えないくせに」
ごもっともです...
だって琉聖、姫島さんと
いることの方が多いし
しゃべってる率も
当然姫島さんの方が上
だから
気付いてしまったんだ...
あたしは琉聖関係に関して
姫島さんに劣ってるところが
ほとんどだってことに...

