「えっと、友達のゴリ美ちゃんの話なんだけどね。」

実はこれ俺のことなんだぜ!とか言ったら面倒ごとになりそうなので仮名で。

「よく顔は見るけど話したことはなくて、同い年ぐらいってことしか知らない人にそのゴリ美ちゃん……キ、…キ……ちゅーされちゃって。
それで私に相談してきたんだけど。
みんなはその、ちゅーした少年のことをどう思う?」

「どうもこうも、」
「うん」
「なぁ?」


「ぶち犯す」
「衛生兵、衛生兵を呼べ!」
「ナニを潰して再起不能にしてやんよ」


「………。」

野ばn、とってもワイルドで素敵な私の友達です。


「っつーかそのゴリ美って誰よ。もしかして竜美?」

ぶふっ

「そ、んなわけないよ!ゴリ美ちゃん凄いんだよ!毛深いし胸毛とかヤバイからね!お母さんは本物のゴリラなんだから!!お母さん胸毛どころじゃないんだから!!すげぇんだから!!ただの胸毛だと思ったら大間違いなんだから!!」

「…あんたはゴリ美ちゃんの友達としてどうなのよ…」

そう言ってお茶を啜る麻衣ちゃん。
何となく勘づかれたかも…。


「あーでもあれよね」
「うん」
「だよなぁ」

…?

「「「イケメンなら良し」」」

「………。」

……うん。
とっても素敵な、マイフレンド達です。

「世の中って不条理だね…」

「たりめーよ」

代表で蘭ちゃんが答えてくれました。
有難う御座います。