優飛に腕をガッチリ掴まれた。

「ちょっと、あたしの琉憂に触んないで!」

「梭心さん、琉憂は皆のもの…ですよ?」

……優飛、こわい!!

今、一瞬ダークが見えた気がする…

「……ふんっ!」


「さ、帰ろっか」

ここでその言葉、言っちゃう?

「秋羽、皆で帰ろ?」

私は、無理なお願いをしてみた。

「いいや。あたし、あの人と帰りたくない。琉憂と帰りたいから。じゃ、またね〜」

はっきり言ったよ…

「琉憂、行こっ」

「あ、うん」

優飛、秋羽にああ言われて傷ついてたりして……