隣の部屋で小さく聞こえた「あち」と言う声にふと笑いながら、ソファに寝転がる。 「・・・・」 あの痣。 転んだりして出来たものじゃなかった。 でも・・・俺はあの傷を癒せない。 見なかったことにしよう。 俺は電気を消して、寝返りをうった。