ユイの痛みはきっと、誰にも分からない「痛み」だと思う。 俺なんかが簡単に癒せるモノでは無くて。 重くて、ずっとずっと深い。 ユイは何も知らない、真実も、本来なら支えになるであろう全てが。 なのに、生きてる。 誰よりも強くて、誰よりも偉い。 俺には、何も出来ない程、ずっと遠い世界にユイは立っていたんだ。