「どっちが発情期だってーの…」




ぎゅ…っ



ちょっと強めに、ちょっと小さめの身体を抱きしめると、心の奥から湧き上がってくる気持ち。



女の子にも、こんなにはならない。



テルの馬鹿。

どんだけ俺を好きにさせれば気が済むんだ。




「あ、先輩すごいドキドキしてますね」


「…わりーかよ」


「いや♪ 可愛いなぁと思いまして」




恥ずかしくなる想いと比例して、

抱きしめる強さも強くなる。





大好きだよ、バーカ。