まったく、綺麗な髪しやがって…… 気がつけば、 テルのことを異常に見つめ、 瞬きすることも忘れて指に赤髪を絡めていた。 「先…輩?」 目を大きく見開き、コイツにしては珍しく無防備な顔。 「このまま、抱きしめても…いいか?」