「僕、先輩の膝の上好きなんですよね」


「………」



俺、無視された。

完全スルーだよね、コレ。


寝ようだの、膝の上好きだの…



いったいコイツは……


「テルは何がしたいの?」


「え?」



俺の問いに真顔で首をかしげたテル。

そして、真顔で答えた。














「先輩を苛めたいです。先輩を困らせたいです。先輩を僕だけのものにしたいです」