後ずさりする俺に、またぐいっと顔を近づけ… 俺とテルの距離、プラマイゼロ。 「ちょ…っ!!」 その上、俺の膝をまたぐ形で上にのってきた。 そこまでしなくても、なぁ… 「なんでですか?」 「や、約束したじゃん…?」 「僕が寝たいんで。さ、寝ますよ」 …………? そう言ったまま動かないコイツ。 いったい何がしたいんだ? 「じゃぁ…とりあえず、降りようか」 寝るにも、このままじゃ寝れないしな。 コイツが降りてから、また色々考えよう。