ガラスのタンポポ#虹

オレの中の迷いが明確になったあの日から、花音とは会ってない。


電話もメールも来なくなっていた。


だらしないオレに愛想が尽きたのかもしれない。


それも仕方ないと思えた。


だって、花音に会えば、オレはまた奏来を追う。


そんなオレに花音をつなぎ止める権利などないのだから。


「なんだよ、煮え切らねぇな。オレだったらあんな子いたら片時も離さないけどなー。可愛くて車椅子で、なんかこう影があって。守ってやりたくなるよなー」