「…わからないんだ」
「翔くんの答えは、奏来ちゃんじゃない、の?」
「奏来が欲しいのは間違いないけど…。花音も。花音も失いたく…ない」
「あたし…も?」
「オレ、花音に言ったよな?立てない理由は弱い心を隠してるからだ、って。オレも同じなんだよ、きっと。叶えられない奏来という夢を花音で埋めようとしてる。だけど…最近気づいたんだ。花音を傷つけたい衝動にかられるのも、こうして一緒にいたいのも、ホントに理由は奏来だけなのか、って。花音を染めたいのは奏来じゃなく、オレに染めたいんじゃないのか、って。オレが欲しいのは誰なのか。今、こうして目の前に花音がいるとわからなくなる」
「だったら…そうだったら嬉しい…かな」
「嬉しい…?」
「だって、奏来ちゃんに染めたいんじゃなく、翔くんに染めたいって事は、あたしを奏来ちゃんじゃなく、あたしをあたしとして見てくれてる、って事でしょ?…って、違うかな…」
「翔くんの答えは、奏来ちゃんじゃない、の?」
「奏来が欲しいのは間違いないけど…。花音も。花音も失いたく…ない」
「あたし…も?」
「オレ、花音に言ったよな?立てない理由は弱い心を隠してるからだ、って。オレも同じなんだよ、きっと。叶えられない奏来という夢を花音で埋めようとしてる。だけど…最近気づいたんだ。花音を傷つけたい衝動にかられるのも、こうして一緒にいたいのも、ホントに理由は奏来だけなのか、って。花音を染めたいのは奏来じゃなく、オレに染めたいんじゃないのか、って。オレが欲しいのは誰なのか。今、こうして目の前に花音がいるとわからなくなる」
「だったら…そうだったら嬉しい…かな」
「嬉しい…?」
「だって、奏来ちゃんに染めたいんじゃなく、翔くんに染めたいって事は、あたしを奏来ちゃんじゃなく、あたしをあたしとして見てくれてる、って事でしょ?…って、違うかな…」


