ガラスのタンポポ#虹

「奏来、暑くないか?昼はどうする?カレー屋か、学食で涼みながら冷やしたぬきうどんでも食う?」


奏来は花音に、


“何がいい?”


と、メモる。


「あたしは…。どっちでも。奏来ちゃんの食べたい物にしようよ?」


“じゃあ、冷やしたぬきうどん!”


「OK。学食だけは空調きいてるんだ。行こう」


花音の車椅子を押しながら学食のテーブルに4人分のうどんを持って席につく。


“やっぱりここの学校、いいね?”


「うん。奏来と通えたら倍楽しかったな?」


奏来が笑いながら頷く。


“今日来れて良かった!翔ちゃんの学校見れたし、花音ちゃんにも会えたし。聖ちゃん、ありがとう”


「たまには、こういうおでかけもいいだろ?」


“うんっ!”


兄貴に言われて、奏来は嬉しそうにうどんをすすった。