ガラスのタンポポ#虹

翌日、8月の最後の土曜、快晴。


午前中リハビリを済ませ、そのまま海へ車を走らせる。


花音は最初に会った日と同じ、ピンクのコーディネイトワンピで、助手席からまだ海は見えないかとはしゃぎっぱなしだ。


「花音、あんまり飛ばして海に着いたら車酔いとかナシだからな?」


「大丈夫!ねぇ、翔くん、海まだ?」


「まーだ。道路、激混みだし」


「ぶぅ。夏だからって、どうしてみんな海行きたがるかなー」


「花音もだろ?」