「もし?兄貴?」
『翔、奏来を止めてくれ』
「え?」
『奏来が俺と別れると言ってきかない。止めてくれ』
「ちょっと待てよ。何があった?」
『俺とはいられない、これ以上苦しませる事はできないと言って俺の元を去ろうとする。俺は奏来とその全てを守ると言ったのに、奏来は頑なに拒む。止められるのは翔しかいない』
「奏来と…その全て…?」
『奏来は…奏来は妊娠してる。お前の、翔の子だよ』
「───!?」
オレの子供…?
春、桜を見たあの夜抱いた奏来に刻み込んでしまったのは。
愛だけではなく。
オレの。
子供…。
『俺はもう奏来を離さない。奏来を、この翔の子も全て愛する。翔、お前にはもう渡せないんだよ。頼む、奏来を引き止めてくれ』
「兄貴…。できねぇよ…」
『翔に何ができる?まだ学生で仕事も持っちゃいない、例えバイトで生活をつないだって、奏来を愛せる余裕などできやしない。奏来は俺といるべきだ。渡さない。だから、翔、奏来を止めろ』
『翔、奏来を止めてくれ』
「え?」
『奏来が俺と別れると言ってきかない。止めてくれ』
「ちょっと待てよ。何があった?」
『俺とはいられない、これ以上苦しませる事はできないと言って俺の元を去ろうとする。俺は奏来とその全てを守ると言ったのに、奏来は頑なに拒む。止められるのは翔しかいない』
「奏来と…その全て…?」
『奏来は…奏来は妊娠してる。お前の、翔の子だよ』
「───!?」
オレの子供…?
春、桜を見たあの夜抱いた奏来に刻み込んでしまったのは。
愛だけではなく。
オレの。
子供…。
『俺はもう奏来を離さない。奏来を、この翔の子も全て愛する。翔、お前にはもう渡せないんだよ。頼む、奏来を引き止めてくれ』
「兄貴…。できねぇよ…」
『翔に何ができる?まだ学生で仕事も持っちゃいない、例えバイトで生活をつないだって、奏来を愛せる余裕などできやしない。奏来は俺といるべきだ。渡さない。だから、翔、奏来を止めろ』


