ガラスのタンポポ#虹

「花音?」


「なぁに?翔くん?」


「今までごめんな?」


「フフッ。ううん、もういいの。だって今、この瞬間、翔くんはあたしといてくれてる。あたしだけを見てくれてる。それ以外はいらない」


そう言って笑う花音を見て。


オレは花音に幸せをやりたいと、ほんの少し心が動く。


こうして。


オレは変わる。


花音に変えられる。


奏来の残した偽物の指輪と願い。


花音の想いを背負って。


オレは変わるんだ。