「花音?オレはさ、遊園地行ったり買い物したり、楽しかったよ?またさ、2人で出掛けよう。歩いて手を繋ごう。そうだ、またごほうびしよう。前みたくさ、立てるようになったら、歩けるようになったら何が欲しい?」
「ウソ…」
「…え?」
「ウソ!そんなのウソでしょ!?笑って指輪を奏来ちゃんに返せたらあとは終わりなんでしょ!?今笑った翔くんは違うッ。奏来ちゃんの前で笑ってた翔くんじゃないもんっ!そんなんじゃ指輪は返さないからッ!!」
「花音…」
「…っ…っ…!」
涙を拭おうと手を伸ばしかけた。
けど。
花音が察していた終わりの時を指摘されたオレなんかが。
汚れたこの手じゃ。
花音の涙を拭うべきじゃない、そんな気がして。
黙って花音の雫を眺めた。
「ウソ…」
「…え?」
「ウソ!そんなのウソでしょ!?笑って指輪を奏来ちゃんに返せたらあとは終わりなんでしょ!?今笑った翔くんは違うッ。奏来ちゃんの前で笑ってた翔くんじゃないもんっ!そんなんじゃ指輪は返さないからッ!!」
「花音…」
「…っ…っ…!」
涙を拭おうと手を伸ばしかけた。
けど。
花音が察していた終わりの時を指摘されたオレなんかが。
汚れたこの手じゃ。
花音の涙を拭うべきじゃない、そんな気がして。
黙って花音の雫を眺めた。


