ガラスのタンポポ#虹

「翔くん…?」


「あ、いえ、何でも。オレは花音の傍にいます。必ずオレが立たせます」


「ありがとう、翔くん」


笑うおばさんも辛いだろう。


事故のショックを、親であろうと拭ってやれないもどかしさ。


花音の心は。


誰にも治せない。


会計に呼ばれ病院を後にし、オレも花音の家へおじゃました。


また1階のリビングの隣が花音の部屋になっていた。


おばさんがいれてくれた紅茶を、花音は飲もうとしない。