ガラスのタンポポ#虹

なんとなく。


兄貴の言った事がわかるような気がした。


奏来と花音は、どことなく雰囲気が似てる。


甘くつややかにまとう空気感、シャボン玉のようにつかみどころのない頼りなさ。


奏来と花音。


いい友達かもしれない。


「じゃあ改めて、オレ、天宮 翔。ヨロシク」


「花音ですっ。よろしくお願いします♪」


そう言って笑う花音は、濡れた手でオレに握手を求めた。


幼さの残る小さな手。


握ると少し熱い気がした。