「おじゃまします…」
「部屋、入ってろよ。何か飲み物持っていくから」
「うん…。ありがとう」
何もない冷蔵庫の中から麦茶を出し、部屋に戻った。
花音はまだ涙を拭っていて。
オレは怒鳴ってしまった罪悪感を口にした。
「ごめんな、花音」
「ううん…いいの。あそこは、あの公園だけはあたしが入っちゃいけなかったんだよ、ね?無神経な事して、ごめんなさい…」
「あそこは、さ」
「うん」
「あの公園は、オレと奏来が始まって、そして終わった場所なんだ。思い出なんて言葉じゃ追いつかない、オレにとっては大事な場所で。誰も踏み入れたくなかった」
「うん…。あたし、翔くんの心を無理矢理こじ開けるような事しちゃったね…。ホントに…ごめんなさい」
「今日は何でここに?」
「えっと…。翔くんに会うつもりじゃなかったの。ただ奏来ちゃんが、冬にベランダから眺めていたあの公園に近づいてみたくって。でも、翔くんがいて良かった。いなければ、あたしはあの公園を翔くんと奏来ちゃんだけに残しておけなかったもの。どうしてもタンポポを摘まずにいられなかったもの」
「部屋、入ってろよ。何か飲み物持っていくから」
「うん…。ありがとう」
何もない冷蔵庫の中から麦茶を出し、部屋に戻った。
花音はまだ涙を拭っていて。
オレは怒鳴ってしまった罪悪感を口にした。
「ごめんな、花音」
「ううん…いいの。あそこは、あの公園だけはあたしが入っちゃいけなかったんだよ、ね?無神経な事して、ごめんなさい…」
「あそこは、さ」
「うん」
「あの公園は、オレと奏来が始まって、そして終わった場所なんだ。思い出なんて言葉じゃ追いつかない、オレにとっては大事な場所で。誰も踏み入れたくなかった」
「うん…。あたし、翔くんの心を無理矢理こじ開けるような事しちゃったね…。ホントに…ごめんなさい」
「今日は何でここに?」
「えっと…。翔くんに会うつもりじゃなかったの。ただ奏来ちゃんが、冬にベランダから眺めていたあの公園に近づいてみたくって。でも、翔くんがいて良かった。いなければ、あたしはあの公園を翔くんと奏来ちゃんだけに残しておけなかったもの。どうしてもタンポポを摘まずにいられなかったもの」


