「あっ!奏来ちゃん!」
少女が車椅子を少し動かすと奏来は後ろに回り、その少女の車椅子を押した。
奏来がメモを取り出し何か書こうとしたが、その少女が止めてオレを見上げた。
「…翔ちゃん、さんです、か…?」
「え…。あ、オレの事…?」
「ウフフ…。奏来ちゃんから聞いてます。聖ちゃんさんの弟の翔ちゃんさん、でしょ?」
「あぁ…。うん」
「やっぱり!奏来ちゃんから聞いててね、いつか会ってみたいなぁと思って想像してたの。あたしの思った通りの人だね?奏来ちゃん?」
奏来は笑って返事した。
「みんな濡れちゃうから、センター入ろうか?」
少女が言うと奏来はリハビリセンターへ入り、広いロビーのソファーに3人で並んだ。
奏来がメモを手に取り、オレに見せる。
“野村 花音(のむら かのん)ちゃんだよ?”
「野村…さん?」
「フフッ。花音でいいです。あたし奏来ちゃん達より年下で、15歳なの」
「奏来の、友達…?」
「うんっ。あのね、初めて会ったのは、奏来ちゃんの入院中で。病院の自販機コーナーで車椅子が動かなくなっちゃったところを聖ちゃんさんに助けてもらったんです」
「兄貴に?」
「うんっ。でね、聖ちゃんさんに奏来ちゃん声が出ないから、メル友になってくれないか、って言われて、それからすぐ仲良くなったの。ねっ?奏来ちゃん?」
奏来は頷いて、またオレにノートを見せた。
“あたしと花音ちゃんが似てると思ったんだって”
少女が車椅子を少し動かすと奏来は後ろに回り、その少女の車椅子を押した。
奏来がメモを取り出し何か書こうとしたが、その少女が止めてオレを見上げた。
「…翔ちゃん、さんです、か…?」
「え…。あ、オレの事…?」
「ウフフ…。奏来ちゃんから聞いてます。聖ちゃんさんの弟の翔ちゃんさん、でしょ?」
「あぁ…。うん」
「やっぱり!奏来ちゃんから聞いててね、いつか会ってみたいなぁと思って想像してたの。あたしの思った通りの人だね?奏来ちゃん?」
奏来は笑って返事した。
「みんな濡れちゃうから、センター入ろうか?」
少女が言うと奏来はリハビリセンターへ入り、広いロビーのソファーに3人で並んだ。
奏来がメモを手に取り、オレに見せる。
“野村 花音(のむら かのん)ちゃんだよ?”
「野村…さん?」
「フフッ。花音でいいです。あたし奏来ちゃん達より年下で、15歳なの」
「奏来の、友達…?」
「うんっ。あのね、初めて会ったのは、奏来ちゃんの入院中で。病院の自販機コーナーで車椅子が動かなくなっちゃったところを聖ちゃんさんに助けてもらったんです」
「兄貴に?」
「うんっ。でね、聖ちゃんさんに奏来ちゃん声が出ないから、メル友になってくれないか、って言われて、それからすぐ仲良くなったの。ねっ?奏来ちゃん?」
奏来は頷いて、またオレにノートを見せた。
“あたしと花音ちゃんが似てると思ったんだって”


